三千祈願仏は、社寺建築彫刻並に仏像彫刻の第一人者である、牧田秀雲師の作を原型とし、古来の仏像と同じ手法で一体ずつ心をこめて鋳造製法されました。
総丈(高さ)は15センチで、5センチの台座に乗せられています。台座には、奉納者の名前が刻まれ、御参拝の時に、あなたの奉納の場所がすぐわかるようになっています。そして、毎日朝晩のお勤めで、読経礼拝し、永代にわたり御供養いたします。
志納金 | 一体 参万円 |
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千本の手とその手に目をもつ観世音菩薩で、千とは方便が無量であると意味します。延命・減罪・除病を祈り、さしのばされた手は、永遠の幸福をさずけることになるでしょう。
虚空が無辺の功徳を包み入れるように限りない知恵と慈悲とをそなえた大菩薩で、人々に福徳円満をさずけます。
「文殊の知恵」といわれますように知恵と戒律とつかさどる菩薩です。我々の日常生活に普遍の知恵と悟りをみちびくことでしょう。
釈迦三尊に文珠菩薩と共に左右にお並びになりますこと尊像は、一名偏吉菩薩ともいわれます。知恵と慈悲の徳によって永遠の幸福な人生を得ることでしょう。
阿弥陀様の脇に観世音菩薩とお並びになり知恵第一の菩薩と称されます。合掌されたお姿からは、一切の苦難を離れ安楽ならしめるでしょう。
宇宙すなわち昼夜の別なる日の神の力よりも、もっとはるかに上まわる知恵と慧の光明を、もってすべての現象の根源とされる仏様です。全世界の平和と繁栄とつかさどる仏様といっても過言ではないでしょう。
慧刀、羅索を保持し一目にして威怒身で猛炎の中岩盤に立っているお姿より御仏の守護であると申せましょう。不動の明王は、私達の煩悩を除き一切の災いを打ち砕いてくれます。
「諸仏の中に於て、光明尊第一にしてこの光あう者をして一切の苦から免れしめる(無量寿経)にありますように無限の慈悲と永遠の存在と徳を与えられます。すべての人々に大悲をもって永遠の救いをなされます。
妙見宗総本山 本瀧寺は、天平勝宝の時代、行基菩薩の開創以来、幾多の変換と経て 霊現顕著な霊場として広く庶民に信仰されてきました。
その後 妙見宗として宗派を創設し平成八年には開宗五十周年を迎え、その記念事業として講堂の改築を行いました。
こと大講堂に、信徒各位の守護神三千仏を祀り、皆様の生涯を守り、その功徳によって、御家族や一切衆生を救済、各位の持仏として当山が祭祀いたしております。
皆様方も、ぜひ三千仏奉納の御縁を持たれますようにお願いを申し上げます。
妙見宗管長 野間 秀昭